目次(まとめ)
◾️ RASISとは、システムの信頼性を評価するための概念
◾️ 参考文献
こんにちは、みっちゃんです。
今回の記事では、システムの信頼性を評価するための概念である「RASIS」について紹介します。
RASISとは、システムの信頼性を評価するための概念
システムの信頼性を評価する「RASIS」という概念ですが、英単語の頭文字からなっています。
R(Reliability: 信頼性)
システムを信頼性を評価する概念なので、当然「信頼性」が大事になります。具体的には、以前の記事で紹介したような「稼働率」などをもとに評価します。
A(Availability: 可用性)
「可用性」という単語はよく出てきます。例えば、以前の記事では、情報システムのセキュリティーを考える時に、アクセスしづらくして利用者に対する利便性が下がるのが問題だということで「可用性」が登場しました。また、別の記事では、HAクラスタというクラスタリングシステムにおいて、障害に備えて「可用性」を維持していることを紹介しました。つまり、情報システムを考えるときに「可用性」は非常に大事なポイントになるということですね。
S(Seviseability: 保守性)
「保守性」は、システムが故障してしまったときに、早く復旧できるかどうかを考えます。当然、早く復旧できるシステムのほうがいいですね。
I(Integrity: 保全性)
「保全性」についても、以前の記事で、情報システムのセキュリティーを考えるときに出てきました。つまり、保存した情報が保存したときのままで保存されているということです。
S(Security: 安全性)
「安全性」は、以前の記事で紹介した「機密性」と対応しています。アクセス制限などを通して、不正にシステムが利用されないように工夫したシステムが求められます。
参考文献
きたみりゅうじ「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」技術評論社