目次(まとめ)

◾️ 主要なクラスタリングの運用システムには3種類あります

◾️ 参考文献


こんにちは、みっちゃんです。

今回の記事では、大量のデータを取り扱うような計算などで使われる「クラスタリングシステム」について紹介します。

主要なクラスタリングの運用システムには3種類あります

クラスタリングの運用形態には、以下の3つの形態があります。

負荷分散クラスタ
このクラスタリングでは、"負荷" を "分散" するためのシステムです。

例えば、インターネットを介して、膨大なアクセスが見込まれるようなWebサイトを運用する場合には、この負荷分散クラスタを用いて、膨大なアクセスを分けています。

HA(High Availability)クラスタ
ここでの "Availability" は "可用性" を意味しています。可用性とは、以前の記事で紹介したように、情報を使用したい人が必要に応じて使用することができることを意味します。

つまり、あるコンピュータが故障した時に、別のコンピュータが代わりとなって処理を行うことで、可用性を高めています。特に、故障したコンピュータから代わりのコンピュータに切り替えることを「フェールオーバ」、逆に、代わりのコンピュータから元の(故障から復旧した)コンピュータに切り替えることを「フェールバック」と呼びます。

HPC(High Performance Computing)クラスタ
わたしが実務上よくつかうクラスタは、このクラスタです。複数のコンピュータを使って並列処理を行うことで、大量なデータの処理を短時間で行います。

参考文献

きたみりゅうじ「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」技術評論社