目次(まとめ)
- PTSDとは、強い恐怖体験を感じ続けてしまう病気
- トラウマを「忘れようとする」ことでさまざまな症状が生じる
- 治療に向けて、自分を責めずに規則正しい生活を送ることが大事
- 参考文献



こんにちは、みっちゃんです。

今回の記事では「PTSDって言葉を聞いたことあるけど、何かわからない」という方向けに、簡単に紹介したいと思います。

PTSDとは、強い恐怖体験を感じ続けてしまう病気

「PTSD」とは「PostTraumatic Stress Disorder」の略で「外傷後ストレス障害」を意味しています。

みなさんは、何か恐怖体験をしたことがあるでしょうか?

PTSDという言葉自体は、阪神・淡路大震災の頃から注目されるようになってきたようです。

近年では、東日本大震災のときの津波の映像を見て、自然の恐ろしさを感じる方も多いのではないでしょうか。

このように、実際に身近で恐怖体験をした方は、何度も何度もその恐怖体験を思い出してしまいます。

これが「PTSD」という病気です。

トラウマを「忘れようとする」ことでさまざまな症状が生じる

恐怖体験とは少し違うかもしれませんが、社会の中で生きる以上、わたしたちを取り巻く環境の中には、わたしたちが「忘れたい」と思うことも多いです。

例えば「上司に怒られた」ことを忘れたいと思ったとき、みなさんはどうするでしょうか?

成人の方であればアルコールを摂取するなど、自分なりのストレス発散法を持っているのではないかと思います。

多くの人は、このように「アルコールを摂取する」という行為だけで、嫌な経験を簡単に忘れてしまいます。

しかし「PTSD」の患者さんの場合は、そう簡単ではないのです。

むしろ、忘れることができないのにも関わらず「アルコールを摂取する」という対応しかとれずにいると、アルコール依存症になるなど、別の問題が生じてしまいます。

PTSDの患者さんは、恐怖体験を忘れようとしても、ふとしたことで思い出してしまい、急に不安になることもあります。

また、ふと思い出さないように、緊張状態を保つことで、心身が疲れて、注意散漫になってしまうこともあります。

治療に向けて、自分を責めずに規則正しい生活を送ることが大事

治療に向けては「なぜ自分がPTSDになっているのか」ということを、自分なりに知っておくことが必要です。

多くの患者さんは「自分が悪い」と、自分を責める傾向にあるようです。


本当にあなたが悪いのでしょうか?

あなたを敵に見立てるのが一番簡単だから、そうしているのではないですか?


適度な運動をするなど、規則正しい生活を送ることに気をつけましょう。

ただし、規則正しい生活を送るために、カフェインやアルコールを摂取するのは控えましょう。

カフェインは、不安を強める作用があり、アルコールは、依存症になる危険性があるからです。


医療のプロフェッショナルや、周りの人のサポートに頼って、病気を克服していきましょう。

参考文献

厚生労働省 Webページ