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目次(まとめ)
- ◾️ 数字を使って繰り返し処理を行う
- ◾️ 数値リストを使って繰り返し処理を行う
- ◾️ 開始と終了だけではなく増減分を指定することもできる
MATLAB初心者です。繰り返し文はどのように書いたらいいですか?
他のプログラミング言語と同じように、for文を使って書くことができます。
今回の記事では、MATLABでのfor文の書き方を紹介します。
数字を使って繰り返し処理を行う
MATLABの "for" 文は、以下のようなコードで実現することができます。
% sample_1.m
for i = 1:5
disp(i)
end
"disp" 関数は、変数の値を表示するための関数です。
この繰り返し文(for文)では、"i" という変数に、"1" から "5" まで順に値が入っていくことになります。
これを実行すると、以下のように出力されます。
> sample_1
1
2
3
4
5
数値リストを使って繰り返し処理を行う
上の繰り返し文では、「"1" から "5" まで繰り返す」という条件を直接書いていましたが、以下のようにあらかじめ数値配列を準備して、同じ処理をすることができます。
% sample_2.m
numbers = [1 2 3 4 5];
for i = numbers
disp(i)
end
開始と終了だけではなく増減分を指定することもできる
上の例では、「"1" から "5" まで繰り返す」という処理を行いましたが、厳密には「"1" から "5" まで "1" ずつ増加させて繰り返す」という処理になっています。
MATLABでは、開始の数字と終了の数字の間に、増加分を指定することができます。
例えば、"2" ずつ増加させたい場合には、以下のようにします。
% sample_3.m
for i = 1:2:5
disp(i)
end
これは、「"1" から "5" まで "2" ずつ増加させて繰り返す」という処理になっています。
実行すると、以下のように出力されます。
> sample_3
1
3
5
もちろん、増加だけでなく減少するような繰り返し文もできます。
例えば、「"5" から "1" まで "2" ずつ減少させて繰り返す」という処理は、以下のように書くことができます。
% sample_4.m
for i = 5:-2:1
disp(i)
end
今回の記事では、MATLAB初心者向けに、for文を使った繰り返し処理を紹介しました。言語によって少しずつ記法が変わってくるので、複数言語を使うようになると、混乱してしまいますね。