目次(まとめ)

  • ◾️ 話し方をマスターして、自己肯定感を高める

  • ◾️ 初対面の人との会話では、自己紹介が重要

  • ◾️ 相手が嫌な気持ちにならないように話す

  • ◾️ レビュー書籍


人と話すのは少し苦手です。とはいえ、人に情報を伝えること、発信することは、今後重要になると思っています。どうやったら話し方を学ぶことができますか?

今回の記事では、すばる舎から出版されているベストセラー本「人は話し方が9割」を紹介します。

人は "話す" と同時に "聞く" という作業を行うので、「相手がどのような気持ちで聞いているのか」想像することが、"話す" 力を身につけるために重要だと思います。

「人は話し方が9割」の目次
はじめに
第1章 人生は「話し方」で9割決まる
第2章 「また会いたい」と思われる人の話し方
第3章 人に嫌われない話し方
第4章 人を動かす人の話し方
おわりに

話し方をマスターして、自己肯定感を高める

本書では、現在の日本に「自己肯定感」、つまり「自分自身のことを肯定する感情」を持っている人が少ないことを問題視することから始まります。

確かに、わたしを含めて多くの人が、自分自身がどうこういう前に、周りからどう思われているかを強く意識してしまうように思います。

「自己肯定感」は、「コミュニケーション力」や「話し方」と関連があるので、「話し方」は「自己肯定感」を得ることで身に付くということになります。

「自己肯定感」を高めるために、本書では、初心者向けにコツを提供しています。


簡単に話せるようになるコツ
(1) 否定禁止
"否定" すると、否定した相手にとっては「自己肯定感」が下がってしまいます。そこで、お互いの「自己肯定感」を高める意味で、"否定" を禁止することが重要です。

(2) 笑顔でうなずく
"うなずき" は、話している相手に "安心感" を与えることになります。

(3) プラストーク
前向きな話をするようにすると、明るい空気が生まれます。


こうして考えてみると、「話し方」は、相手の「聞き方」、逆に言うと、自分の「聞き方」を学ぶことも重要になってきます。

本書では、理想の聞き方として、「笑顔で聞き(顔の表情)、自分の感情を言葉に乗せ(声の表情)、身振り手振りを使って相手にリアクション(体全体の表情)する」ことが効果的であると紹介されています。

初対面の人との会話では、自己紹介が重要

特に、初対面の人と話すときには、「どのように自己紹介するか」というのも重要になってきます。

本書では、以下のような、自己紹介の準備方法が紹介されています。


自己紹介を作る手順
(1) 自分史を書く

(2) プロフィールをまとめる

(3) キーワードを絞り込む
(1)(2)の手順で、出てきた内容をみて、自己紹介のきっかけになる「キーワード」を抜き出します。


思いを込めて自己紹介をしたら、「食べ物」や「ペット」、「出身地」などのテーマで相手ての共通点を探っていきましょう。

相手が嫌な気持ちにならないように話す

話し方を追求するときには、相手に嫌われないように話すということも重要です。

本書では、嫌われるような話し方をする人の共通点として、以下のような点が挙げられています。


嫌われるような話し方をする人の共通点
(1) ダメ、だって、でも、どうせ、という単語を連発する
(2) 下ネタを話す
(3) いじるように話す
(4) 話をまとめたがる
(5) 相手の話を奪う
(6) すぐに馴れ馴れしくなる
(7) 負け惜しみを言う


個人的には、「(5) 相手の話を奪う」ような話し方をする人が嫌いです。

話相手の話を奪って、持論を言い続けることで、相手がどう思うのか、という点を考えながら、気持ちよく会話できる場を作っていきましょう。

レビュー書籍

永松茂久「人は話し方が9割」すばる舎


今回の記事では、すばる舎から出版された「人は話し方が9割」を紹介しました。話し方に不安がある方は是非読んでみてください。いろいろな場面で活用できる会話のコツが得られると思います。

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