目次(まとめ)
◾️ cutコマンドを使って、ファイルの任意の列を削除する
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こんにちは、みっちゃんです。
今回の記事では、コンマやタブで区切られたテキストファイルから、指定する列を削除するためのコマンドである「cut」を紹介します。
cutコマンドを使って、ファイルの任意の列を削除する
ここでは、以下のようなタブ区切りのテキストファイル(test.txt)を考えます。
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このテキストファイルには、"2行×5列" の数値が記載されています。
このテキストファイルから、1列目を削除したい場合には、以下のように実行します。
$ cut -d $'\t' -f 2-5 test.txt
オプション | 意味 |
-d | ファイルの区切り文字を指定 (例:タブ→$'\t') |
-f | 表示する列の番号を指定 (列:2列目から5列目→2-5 または 2,3,4,5) |
このコマンドを実行すると、以下のように、1列目が削除された、2列目から5列目の情報が表示されます。
$ cut -d $'\t' -f 2,3,4,5 test.txt
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また、以前の記事で紹介したように、リダイレクションの機能を使って、出力結果を、別ファイルに保存することも可能です。
$ cut -d $'\t' -f 2,3,4,5 test.txt > extracted_file.txt
ファイルの内容を確認すると、正しく保存されていることがわかります。
$ cat extracted_file.txt
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