目次(まとめ)
◾️ 宛先のメールアドレスは、3通りの指定方法がある
◾️ インターネット上でのメールのやりとりを可能にするプロトコル:SMTPとPOP
◾️ 参考文献
こんにちは、みっちゃんです。
みなさんは、日頃メールを送るときに、送信先(宛先)の指定をうまくできていますか?
今回の記事では、メールの基本的な使い方である「宛先の指定方法」と、インターネットを介したメールのやりとりに欠かせないプロトコル(約束事)について紹介します。
宛先のメールアドレスは、3通りの指定方法がある
ここでは、例として、Googleが提供しているメールアプリケーションGmailでメールを作成する画面を使って、説明します。
「メールを作成」するフォームの中で、多くの方は「To:」の箇所に、宛先となるメールアドレスを入力すれば、その宛先にメールを送ることができることは知っていると思います。
ただ、フォームの中には「To:」だけでなく「Cc:」や「Bcc:」の欄もあります。
まず「Cc:」ですが、これは "Carbon Copy" の略で、宛先とまでは言えないけれど、メールの内容を把握してほしい人のメールアドレスを入力します。「To:」に入力されたメールアドレスの人も、「Cc:」に誰が入っているのか確認することができます。
次に「Bcc:」ですが、これは "Blind Carbon Copy" の略です。「Cc:」の "Blind" 版なので、「Cc:」と違って、「To:」や「Cc:」に入力されたメールアドレスの人が、「Bcc:」に誰が入っているのか確認することができません。したがって、周りには知られたくないけれど、メールを送りたいときに使います。
インターネット上でのメールのやりとりを可能にするプロトコル:SMTPとPOP
以前の記事で紹介したように、インターネット上で情報をやりとりする場合には、さまざまな約束事(プロトコル)が定められています。
メールの送受信を行う際に使用される代表的なプロトコルは、"SMTP" と "POP" です。
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)
このプロトコルは、メールを送信するする際に使われるプロトコル(アプリケーション層)です。具体的には、わたしたちがメールのアプリケーション上で「送信」ボタンをクリックしたときに、メールを自分のメールサーバを介して、相手のメールサーバに送ります。
POP(Post Office Protocol)
このプロトコルは、メールを受信する際に使われるプロトコル(アプリケーション層)です。具体的には、わたしたちがメールのアプリケーション上で「受信」ボタンをクリックしたときに、自分のメールサーバのメールを確認して、アプリケーション上で確認できるようにします。
また、POPと同じようにメールの受信で使われるプロトコルに、IMAP(Internet Message Access Protocol)があります。POPとの違いは、メールサーバでメールを管理するという点にあります。手元のコンピュータが壊れても、サーバ上でメールの確認ができるので、便利だったりします。
参考文献
きたみりゅうじ「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」技術評論社