Rubyで配列に目的の要素が入っているか確認する【includeメソッド】

"include" メソッドを使って、設定した配列の中に目的の要素が含まれるか確認する

例えば、"fruits" という配列に、さまざまなフルーツの名前が保存されているとします。

fruits = ["apple", "green apple", "strawberry", "avocado", "orange", "raspberry"]

このように配列が与えられたときに、例えば、配列の中に "coconut" が含まれているか確認するためには、以下のように書きます。

fruits.include?("coconut")

この場合には、"fruits" 変数に含まれている果物の数が少ないので、見れば "coconut" が含まれていないと判断することができますが、「含まれていない」という結果は、以下のように出力させることができます。

p fruits.include?("coconut")   #=> false

もし含まれていれば "true" と表示されますが、ここでは含まれていないので "false" と表示されています。

配列の要素の中に、目的の文字が含まれるか確認することもできる

上の例では、目的の「要素」が含まれているかを確認するために "include" メソッドを使いましたが、"for" 文と組み合わせることで、要素の中から、目的の「文字」が含まれている要素を取り出すことができます。

例えば、以下のようなスクリプト（sample.rb）を書きます。

# sample.rb

fruits = ["apple", "green apple", "strawberry", "avocado", "orange", "raspberry"]

for i in 0..(fruits.size-1) do  
  if fruits[i].include?("l")   # 果物名に "l" という文字が入っているか確認
    p fruits[i]   # "l" が含まれていれば果物名を出力
  end
end

Rubyでは、配列の要素数を "fruits.size" で取得することができ、ここでは "6" という数字が入ります（果物数が6個なので）。

また、Rubyでは、配列の要素に対するインデックスは "0" から割り振られるので、"for" 文では、"0" から "5" 番目の要素（計6個）をみていることになります。

これを実行すると、以下のように出力されます。

$ ruby sample.rb
"apple"
"green apple"

また、複数の条件を考えたい場合には、"||" や "&&" を使います。"||" は "または"、"&&" は "かつ" の意味です。

例えば、以下のようなスクリプト（sample-2.rb）です。

# sample-2.rb

fruits = ["apple", "green apple", "strawberry", "avocado", "orange", "raspberry"]

for i in 0..(fruits.size-1) do  
  if fruits[i].include?("l") && fruits[i].include?("g")   # 果物名に "l" と "g" という文字が入っているか確認
    p fruits[i]   # "l" と "g" が含まれていれば果物名を出力
  end
end

実行すると、以下のように出力されます。

$ ruby sample-2.rb
"green apple"