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目次(まとめ)
- ◾️ 会話の基本は「聞かれたことに対して答えを返すこと」です
- ◾️ チームメンバーに「動いていただく」意識で、チームワークを高める
- ◾️ レビュー書籍
- ◾️ 関連記事
会社の中で、上司とのやり取り(報告・連絡・相談など)やコミュニケーション、チームワーク、会議などが上手くいかずストレスになっています。
「報連相」や「コミュニケーション」、「チームワーク」、「会議」を上手にこなすためのコツを学びたいです。
私は、いわゆる "会社" で勤務した経験はないのですが、"会社" でなくても、「報連相」「コミュニケーション」「チームワーク」「会議」を上手にこなすことは大事です。
今回の記事では、ディスカヴァー・トゥエンティワン社から出版されている、河野英太郎さんの「99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ」をレビューします。
この本を読めば、「報連相」「コミュニケーション」「チームワーク」「会議」を上手にこなすためのきっかけが得られるはずです。
会話の基本は「聞かれたことに対して答えを返すこと」です
「何をそんな当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、「聞かれたことに対して答えを返す」ことが会話の基本です。
それにも関わらず、ああだこうだと持論を並べて、最終的に「それで、何が言いたいの?」となる人がとても多いです。
わたしの経験から振り返ると、冗舌な人ほど、その傾向が強いように思います。
話を聞いてていても、なかなか発言が終わらないので、最悪の場合、嫌気がさして、話の内容が頭の中に入ってこなくなります。
あくまで、会話は "言葉のやり取り" であるべきなので、相手が何を知りたいのか理解して、その答えを提示するだけで十分です。
自分の回答を相手が理解したら、その回答に至った理由などの持論を端的に述べればいいわけです(著書の中では「流れるように説明する」とあります)。
"言葉のやり取り" を繰り返して、最終的に、相手に自分の考えが伝わるように気をつけましょう。
実践:エレベーター ブリーフィング
エレベーターに乗っている限られた時間内で上司の意向を確認する
(具体的なステップ)
1. 主旨を伝える
2. 選択肢を伝える
3. 判断のポイントを伝える
4. 結論を伝える
5. 確認とアクションの確認をする
個人的には、エレベーターの中で上司と出会って沈黙の時間が流れてしまうと気まずく思ってしまいます。そんなときは、「エレベーター ブリーフィング」を使って、上司との時間を満喫してはいかがでしょうか。
※ "ブリーフィング(briefing)" とは、"簡単な打ち合わせ" のことです。
チームメンバーに「動いていただく」意識で、チームワークを高める
この書籍では、「チームワーク」を高めるためのコツも提供されているので、チームを引っ張る機会の多い方にとっても有用です。
わたしが印象的だったのは、チームメンバーに「動いていただく」意識をもつという考え方です。
つまり、チームリーダーだからといって、チームメンバーを「動かす」立場ではないということです。
言うまでもなく、チームメンバーは、それぞれがいろいろな事情を抱えながら、仕事に取り組んでいて、チームに尽くすことがすべてではありません(近年は、副業などに取り組む人も増えていると思います)。
チームリーダーは、そのような状況を理解した上で、適切な業務依頼をすることが求められてきます。
レビュー書籍
河野英太郎「99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ」ディスカヴァー・トゥエンティワン
関連記事
今回の記事では、仕事のコツを学べる本を紹介しました。日本人は礼儀正しい (polite) であると、頻繁に海外の方から耳にしますが、礼儀正しい反面、積極性に欠けてしまう欠点もありそうです。コミュニケーションがとれずに負のスパイラルに入らないように、早め早めに行動しましょう。