Pythonで配列に目的の要素が入っているか確認する【in演算子】

"in" 演算子を使って、設定した配列の中に目的の要素が含まれるか確認する

例えば、"fruits" という配列に、さまざまなフルーツの名前が保存されているとします。

fruits = ["apple", "green apple", "strawberry", "avocado", "orange", "raspberry"]

このように配列が与えられたときに、例えば、配列の中に "coconut" が含まれているか確認するためには、以下のように書きます。

"coconut" in fruits

この場合には、"fruits" 変数に含まれている果物の数が少ないので、見れば "coconut" が含まれていないと判断することができますが、「含まれていない」という結果は、以下のように出力させることができます。

print("coconut" in fruits)   #=> False

もし含まれていれば "True" と表示されますが、ここでは含まれていないので "False" と表示されています。

配列の要素の中に、目的の文字が含まれるか確認することもできる

上の例では、目的の「要素」が含まれているかを確認するために "in" 演算子を使いましたが、"for" 文と組み合わせることで、要素の中から、目的の「文字」が含まれている要素を取り出すことができます。

例えば、以下のようなスクリプト（sample.py）を書きます。

# sample.py

fruits = ["apple", "green apple", "strawberry", "avocado", "orange", "raspberry"]

for i in fruits: 
  if("l" in i):   # 果物名に "l" という文字が入っているか確認
    print(i)   # "l" が含まれていれば果物名を出力

Pythonでの "for" 文の使い方はこちらの記事、"if" 文の使い方はこちらの記事をご参照ください。

これを実行すると、以下のように出力されます。

$ python sample.py
apple
green apple

また、複数の条件を考えたい場合には、"or" や "and" を使います。"or" は "または"、"and" は "かつ" の意味です。

例えば、以下のようなスクリプト（sample-2.py）です。

# sample-2.py

fruits = ["apple", "green apple", "strawberry", "avocado", "orange", "raspberry"]

for i in fruits:
  if("l" in i and "g" in i):   # 果物名に "l" と "g" という文字が入っているか確認
    print(i)   # "l" と "g" が含まれていれば果物名を出力

実行すると、以下のように出力されます。

$ python sample-2.py
green apple

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