目次(まとめ)
◾️ 数値リストを使って繰り返し処理を行う
◾️ 文字列リストを使って繰り返し処理を行う
Pythonを使ってプログラミングを始めたんだけど、繰り返し処理をする方法がわかりません。
どんな言語でプログラミングをするときにも、繰り返し処理は "for" 文で実現できます。ただし、言語によって、少しずつ書き方が変わってくるので注意が必要です。
今回の記事では、Pythonで繰り返し処理を行う方法を2通り紹介します。
数値リストを使って繰り返し処理を行う
Pythonの "for" 文は、以下のようなコードで実現することができます。
# sample.py for i in range(1, 10, 1): print(i)
ここでは、range関数を使って、数値リストを作って、数値を1つずつ標準出力していくような繰り返し処理になっています。
range関数の使い方
⇨ range(開始、終了、増減分)
※ "開始" と "増減分" は、省略することができます。その場合には、"開始" が "0"、"増減分" が "1" になっています。
※ 例えば、"終了" を "10" とすると、出力される値は "9" までになります。
この処理は、以下のように書くこともできます。
# sample.py for i in [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]: print(i)
どちらのプログラムも実行すると、以下のように表示されます。
$ python sample.py
1
2
3
4
5
6
7
8
9
文字列リストを使って繰り返し処理を行う
上で示したように、数値リストに対して繰り返し処理を行うことができますが、リストが文字列であっても問題ありません。
例えば、以下のようなプログラムを考えます。
# sample.py fruits = ["apple", "banana", "orange"] for f in fruits: print(f) # 以下のように実行することもできます # for f in ["apple", "banana", "orange"]: # print(f)
このプログラムを実行すると、以下のように出力されます。
$ python sample.py
apple
banana
orange
また、"fruits" というリストのそれぞれの要素には、"0" から "2" までのインデックスが割り当てられているので、以下のように実行することも可能です。
# sample.py fruits = ["apple", "banana", "orange"] for i in range(3): print(str(i) + "\t" + fruits[i])
このプログラムを実行すると、以下のように出力されます。
$ python sample.py
0 apple
1 banana
2 orange