目次(まとめ)
◾️ 現在の主流のインターフェースはシリアル方式の規格
◾️ 参考文献
こんにちは、みっちゃんです。
コンピュータの中には、中央演算装置であるCPU (Central Processing Unit) をはじめ、主記憶装置などさまざまな装置が搭載されています。
これらの装置間ではデータをやりとりする必要がありますが、そのための伝送路を「バス」と呼んでいます。
今回の記事では、バスのインターフェースの規格を紹介します。
現在の主流のインターフェースはシリアル方式の規格
これまでバスのインターフェースには「パラレル方式」のものが用いられてきました。
パラレル方式とは「データを一度に送る」方式です。
パラレル方式の規格
- PCI (Peripheral Component Interconnect)
- AGP (Accelerated Graphics Port)
一見、データを一度に遅れるパラレル(並列)処理ができる方式は良さそうですが、物理的なデータ転送速度の限界が生じてしまうという課題がありました。
そこで、現在は、「シリアル方式」のバスが主流になっています。
シリアル方式とは「データを1ビットずつ送る」方式です。
シリアル方式の規格
- PCIe (Peripheral Component Interconnect Express)
この規格では "レーン" という単位で伝送路が構成されていて、このレーンが増えることで高速なデータ通信が可能になります。
また、マザーボード(CPUやメモリが載っている基盤)に載らない装置である、補助記憶装置などを接続するバスについても、シリアル方式の規格が主流になっています。
パラレル方式の規格
- IDE (Integrated Drive Electronics)
- SCSI (Small Computer System Interface)
シリアル方式の規格
- USB (Universal Serial Bus)
参考文献
きたみりゅうじ「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」技術評論社