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目次(まとめ)
- ◾️ Pythonでは "if" "elif" "else" で分岐処理を行う
- ◾️ 論理演算子(and, or, not)を使って判定文を書く方法
Pythonを使ってプログラミングを始めたんだけど、分岐処理をする方法がわかりません。
どんな言語でプログラミングをするときにも、分岐処理は “if” 文で実現できます。ただし、言語によって、少しずつ書き方が変わってくるので注意が必要です。
今回の記事では、Pythonで分岐処理を行う方法を紹介します。
Pythonでは "if" "elif" "else" で分岐処理を行う
分岐処理は、以下のように書くことができます。
# sample.py # coding: utf-8 a = 5 if a < 5: print('aの値は5より小さい') elif a > 5: print('aの値は5より大きい') else: print('aの値は5')
2行目では、スクリプトで日本語を取り扱うため「# coding: utf-8」と記述しています。
変数 "a" に対して数値を与えて、その数値が "5" より小さいか、大きいか、それ以外なのかを判定して、分岐処理を行っています。
Pythonでは、"if" "elif" "else" という判定文を書いて、それぞれの判定文の終わりをコロン(":")で示します。
実行すると、以下のように出力されます。
$ python sample.py
aの値は5
論理演算子(and, or, not)を使って判定文を書く方法
複数の条件で判定文を書く場合には、論理演算子と呼ばれる "and" や "or"、"not" を使用します。
例えば、以下のように書くことができます。
# sample.py # coding: utf-8 a = 5 if a > 3 and not a < 5: print('aの値は3より大きく、かつ、5より小さくない') elif a == 10 or a > 5: print('aの値は10、または、aより大きい') else: print('それ以外')
実行すると、以下のように出力されます。
$ python sample.py
aの値は3より大きく、かつ、5より小さくない
また、判定文が複数行にわたるような場合には、条件をカッコで囲むことで処理することができます。
例えば、以下のような書き方もできます。
# sample.py # coding: utf-8 a = 5 if(a > 3 and not a < 5): print('aの値は3より大きく、かつ、5より小さくない') elif a == 10 or a > 5: print('aの値は10、または、aより大きい') else: print('それ以外')
今回の記事では、Pythonを使ったプログラミングを始めたばかりの方向けに、if文を使った分岐処理の方法を紹介しました。"elif" っていう表現が、なんとなくお洒落な印象ですね。