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目次(まとめ)
- ◾️ 配列に保存されている複数の要素を結合する
- ◾️ 出力フォーマットを指定するときにも活用できる
Pythonを使ったプログラミングをしているけれど、配列の要素をつなぎ合わせるための方法が知りたい。
Pythonには、配列要素を区切り文字を指定してつなぎ合わせる "join" メソッドがあります。
今回の記事では、わたしが多用している活用例も含めて、"join" メソッドの使い方を紹介します。
配列に保存されている複数の要素を結合する
いま、以下のような、果物の名前からなる文字列配列を考えます。
fruits = ["apple", "banana", "orange"]
この要素から、「apple banana orange」のように、3つの果物の名前をタブ区切りで結合する場合には、以下のような文を書きます。
print("\t".join(fruits)) #=> apple banana orange
"\t" とは、タブを意味する文字コードで、配列の要素をタブ区切りでつなぎ合わせることができます。
もちろん、他にも、さまざまな文字を区切り文字として設定することができます。"\t" の箇所を自由に設定しましょう。
上の例では、文字列からなる配列を取り上げましたが、もちろん数値からなる配列もつなぎあわせることができます(ただし、配列内の数値を文字列に変換しておくようにしましょう)。
出力フォーマットを指定するときにも活用できる
わたしは、joinメソッドを最終的な出力内容のフォーマットを指定する際に多用しています。
例えば、以下のサンプルプログラム(sample.py)のようなプログラムです。
# sample.py fruits = ["apple", "banana", "orange"] arr = ["fruits"] for f in fruits: # fruitsに含まれる要素を1つずつ取り出す繰り返し文 arr.append(f) out = "\t".join(arr) print(out)
この例では、"arr" という配列に、最終的に出力したい要素を保存した後、joinメソッドを使ってタブでつなぎ合わせて、"out" という変数に保存しています。
これを実行すると、以下のように出力されます。
$ python sample.py
fruits apple banana orange
今回の記事では、Pythonのjoinメソッドを使って、配列の要素をつなぎ合わせる方法、さらに、それを出力フォーマットの指定に活用する方法を紹介しました。覚えておくと便利です。ちなみに、Rubyでもjoinメソッドを使って、同じように、配列の要素をつなぎ合わせることができます。詳しくはこちらの記事をご参照ください。