目次(まとめ)
◾️ 集積回路(IC)は、LSIとしてコンピュータの中に搭載されている
◾️ 集積回路は、オーダーメイドすることも可能
◾️ 参考文献
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こんにちは、みっちゃんです。
「ICチップ」という単語をよく聞きますが、"IC" とは "Integrated Circuit(集積回路)" の頭文字を意味しています。
今回の記事では、現在のコンピュータの中で "IC" がどのように搭載されているのか紹介します。
集積回路(IC)は、LSIとしてコンピュータの中に搭載されている
以前の記事で、ビット計算("0" と "1" の計算)を行うための「論理回路」について紹介しました。
この論理回路はコンピュータを構成するために欠かせないものですが、実際には「トランジスタ」と呼ばれる部品で実現されます。
簡単にいうと、トランジスタは電気の流れをコントロールすることができるので、コントロールしながら "オン" と "オフ" を実現しています。
さらに「トランジスタ」のような素子を多く集積させることで「集積回路(Integrated Circuit: IC)」が作られています。
集積度合いによって、ICの呼び名が違うのですが、現在は「LSI (Large Scale Integration)」、つまり、素子が "大規模に集積" されたICが主流になっています。
また、異なる機能をもつLSIを組み合わせて使用する場合に、1つのチップ内(製品内)に搭載するか、パッケージとして搭載するかによって、呼び名が異なります(それぞれ、SoC (System on a Chip)、SiP (System in Package) と呼ばれます)。
集積回路は、オーダーメイドすることも可能
集積回路は、特定の製品に使用できるように、オーダーメイドすることも可能です。
オーダーメイドされた集積回路は「ASIC (Application Specific Integrated Circuit)」と呼ばれます。直訳すると、"アプリケーションに特化した集積回路" です。
また、オーダーメイドすると当然コストがかかるので、作った回路に対して、特定の製品に使用できるようなプログラムを書き込むことも可能です。
こちらの集積回路は「PLC (Programmable Logic Device)」と呼ばれます。
参考文献
きたみりゅうじ「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」技術評論社