こんにちは、みっちゃんです。
年末年始にかけて「新型コロナウイルス」に関するニュースが報道されています。
2020年1月24日に開催された国の会議の資料によると、新型コロナウイルスに関連した感染症の統計値として、中国では、571名の患者のうち17名の方が亡くなったこと、などが報告されています。
今回の記事では、新型コロナウイルスとは何なのか、感染の原因は何で、どのように対策したらいいのか、解説したいと思います。
目次(まとめ)
- ウイルスとは「生物と無生物のあいだ」にいる存在
- コロナとは「王冠」に由来していて、これまで6種類が知られている
- 予防するには、いつも通りの感染症対策(手洗い、うがい、マスク)が重要
- 参考文献
ウイルスとは「生物と無生物のあいだ」にいる存在
みなさん「生物」と「無生物」を区別するための基準について考えたことはありますか?
私は、基準は人によって違ってもいいのかな、とも思います。例えば、"石"のように「動かない」ものを無生物として、それ以外を生物にする、という考え方があってもいいと思います。
現代の生物学では、「自分で増える能力がある」「外から栄養を取り入れて自分のエネルギーに変える能力がある」「外との境目を持つ」の3要素で生物を規定することが一般的のようです。
わたしたちも、上の要素をしっかり満たしています(が、十分条件になっているかは不明です)。
それでは、ウイルスはどうでしょうか?
3要素について、評価してみると、以下のようになります。
△「自分で増える能力がある」
×「外から栄養を取り入れて自分のエネルギーに変える能力がある」
△「外との境目を持つ」
ウイルスは、生物に感染して初めて、生物のような特徴を示すということで、「生物と無生物のあいだ」というような位置にいるようです。
コロナとは「王冠」に由来していて、これまで6種類が知られている
ウイルスには、多くの種類が存在しています。
例年、この時期には話題になる「インフルエンザ」も「インフルエンザウイルス」に感染することでおこる病気です。実は、「風邪」も「風邪ウイルス」に感染することでおこる病気です。
現在話題になっている「コロナウイルス(Coronavirus)」も「ウイルス」の一種です。
参考文献によると、その形が「王冠」に似ていることから、そのギリシャ語の「コロナ」が名前として採用されたそうです。
コロナウイルスには、これまで6種類あることがわかっていました。
例年「風邪」を引き起こす4つのコロナウイルス(HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1)、2002年から2003年頃の中国で蔓延した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」を引き起こしたコロナウイルス(SARS-CoV)、2012年から中東で広がっている「中東呼吸器症候群(MERS)」を引き起こしたコロナウイルス(MERS-CoV)です。
そして、今回、これまで知られていなかった7種目のコロナウイルスが見つかって感染者が増えているということで、「新型」コロナウイルスと呼ばれているのです。
予防するには、いつも通りの感染症対策(手洗い、うがい、マスク)が重要
ウイルスに感染しないためには、ウイルスとの接触を避けることが大事になります。
人間への感染経路は「口や鼻」がメインであるため、以下の2点が重要です。
1. 飛んでいるウイルスを吸い込まないようにする
2. 付着しているウイルスに接触しないようにする
特に、2番目の「ウイルスとの接触」を避けることが、風邪予防において大事なこととされています。
つまり、ウイルスと接触した可能性のある手をしっかり洗うこと(=手洗い)、喉をあらうこと(=うがい)が重要ということです。
また、厚生労働省のWebページによると、「過剰に心配することなく、季節性インフルエンザと同様に咳エチケットや手洗いなどの感染症対策」をすることが推奨されています。
※アルコールは、ウイルスによって効果があるものとないものがあるようなので、注意が必要です。
最新の情報に注意して、感染しないように対策したいと思います。
参考文献
- 仲野徹「(あまり)病気をしない暮らし」晶文社
- 国立感染症研究所が提供しているWebページ