こんにちは、みっちゃんです。

インターネットを使うわたしたちにとって「暗号化」は非常に重要な技術です。

今回の記事では、現在主流の暗号化技術について、簡単に紹介したいと思います。

目次(まとめ)
- ネットワーク上には「盗聴」「改ざん」「なりすまし」の危険が潜む
- 共通鍵暗号方式には「鍵をどうやって共有するか」という問題がある
- 公開鍵暗号方式は「鍵をばらまく」ことで共通鍵暗号方式の問題を解決
- 参考文献

ネットワーク上には「盗聴」「改ざん」「なりすまし」の危険が潜む

インターネットを使うということは、世界中の誰かと情報をやり取りすることを意味します。

情報のやり取りでわかりやすいのは、やはり「メール」でしょうか。

例えば、AさんがBさんにメールを送る場合を考えます。

当然ですが、Bさんを宛先にしている以上、Bさんだけに読んでほしいメールです。

しかし、誰もが使用できるネットワーク上には、いろいろな危険が潜んでいます。


<盗聴>
Bさんに送ったはずなのに、ネットワーク上の他の人に盗み見られている

<改ざん>
Bさんに送ったメールの文面が、ネットワーク上の他の人に書き換えられている

<なりすまし>
Aさんはメールを送っていないのに、ネットワーク上の他の人がAさんのふりをして、Bさんにメールを送っている


このように、「ネットワーク上の他の人」が悪いことをするのを避けるための技術が必要であり、それが「暗号化技術」です。

共通鍵暗号方式には「鍵をどうやって共有するか」という問題がある

当たり前ですが、みなさん「鍵」を使用する場面は多いと思います。

身近では「コインロッカー」を使用したいとき「鍵」を使います。

最近では、鍵が暗証番号として提供されるシステムのものも増えて、使いやすくなったと感じています。

例えば「家族に荷物を渡したい」ときに、コインロッカーに荷物を預けて、暗証番号をメールで家族に送ったりすることが可能です。

しかし、この暗証番号が「ネットワーク上の他の人」に漏れてしまったら大変なことになります。


「共通鍵暗号方式」とよばれる暗号化技術でも、このような問題が生じます。

この暗号化技術では、「情報の送り手」と「情報の受け取り手」が同じ鍵を使用します。

シンプルではあるのですが、その「鍵」をどうやって共有するかが問題となります。

公開鍵暗号方式は「鍵をばらまく」ことで共通鍵暗号方式の問題を解決

共通鍵暗号方式の問題を解消する技術として、「公開鍵暗号方式」があります。

この暗号化技術では、「情報の受け取り手」が「(受け取り手に)情報を送るときに使用する鍵」をあらかじめネットワーク上に公開します。

ポイントは、「鍵を閉めるための鍵」と「鍵を開けるための鍵」が異なるという点です。

「鍵を閉めるための鍵」はネットワーク上で公開しているので、誰もが鍵を閉めることは可能です。

しかし、「鍵を開けるための鍵」は「情報の受け取り手」しか持っていないので、「盗聴」などの危険を回避できるのです。

ただし、今回の記事で解説した暗号化技術は、量子コンピュータの登場で使えなくなる可能性があります(こちらの記事をご覧ください)

参考文献

きたみりゅうじ「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」技術評論社