目次(まとめ)
◾️ 1行分をコメントアウトするためには、先頭に "#" をつける
◾️ 複数行をコメントアウトするには、"=begin" と "=end" で挟む
こんにちは、みっちゃんです。
今回の記事では、rubyを使ったプログラミングで、実行しない行をコメントアウトする方法を紹介します。
1行分をコメントアウトするためには、先頭に "#" をつける
プログラミングをするときには、命令文の他に、その文に何の意味があるのかなど、後日見たときにわかるようにコメントしたい場合があります。
例えば、以下のように書きたいとします。
1から10までの数字を変数aに保存する
a = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
変数aに保存された数字の中で最小の数を出力する
puts a.min
しかし、上の場合では、2つの命令文("a = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]" と "puts a.min")以外のコメント文が命令文と誤解されて、エラーが出てしまいます。
そこで、以下のように、命令文ではないコメント文を "#" を使って指定します(コメントアウト)。
# 1から10までの数字を変数aに保存する
a = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
# 変数aに保存された数字の中で最小の数を出力する
puts a.min
先頭に "#" がある文は、「命令文ではなくコメント」であると認識されるので、エラーなく実行することができます。
"#" を使ってコメントアウトするときには、コメントアウトしたい行の先頭すべてに "#" を入力する必要があります。
例えば、以下のようにしてもエラーになるので、それぞれの行に "#" を入力する必要があります。
# 1から10までの数字を変数aに保存する
a = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
# 変数aに保存された数字の中で
最小の数を出力する
puts a.min
複数行をコメントアウトするには、"=begin" と "=end" で挟む
"#" を使ってコメントアウトするときには、コメントアウトしたい行の先頭すべてに "#" を入力する必要がありますが、コメントアウトしたい行が複数行にわたってまとまっているときには、"#" をすべての行に入力するのは大変です。
そこで、コメントアウトしたい行を、"=begin" と "=end" で挟むこともできます。
# 1から10までの数字を変数aに保存する
a = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
=begin
# 変数aに保存された数字の中で
# 最小の数を出力する
puts a.min
=end
# 変数aに保存された数字の中で最大の数を出力する
puts a.max