目次(まとめ)

◾️ 情報の伝達速度は、bpsという単位で表現される

◾️ ケーブルの実効速度と伝送効率

◾️ 参考文献


こんにちは、みっちゃんです。

今回の記事では、情報を伝達するためのケーブルに注目して、ケーブルの「実効速度」や「伝送効率」について紹介します。

情報の伝達速度は、bpsという単位で表現される

コンピュータの世界では、情報の伝達は "ビット(bit)" で行います。

そこで、情報の伝達が早くなるようなケーブルを使うと、快適なインターネットが使えることになるので、1秒で何ビットを伝達できるのか、表現できるような単位が使われます。

つまり、1秒当たりのビット数「bits per second (bps)」が単位として使われます。

例えば、10Mbpsという伝送速度をもつケーブルを使う場合には、10M(メガ)ビットというデータ量を1秒で伝送できることになります。

これを応用して、30Mビットというデータ量を、10Mbpsの伝送速度をもつケーブルで流す場合には、3秒かかるという計算が可能になります。

ケーブルの実効速度と伝送効率

例えば、10Mbpsの伝送速度をもつとされているケーブルを使ったとしても、その速度を実際に得ることはできません。

つまり、"想定した速度" と "実際の速度" は、一致しないということです。

そこで「実効速度」と「伝送効率」という指標を使って、ケーブルの "実際の" 特性を示します。

実効速度
"想定" では100Mbpsの伝送速度を示すケーブルで、"実際" には90Mbpsの速度しか示さない場合には、90Mbpsが実効速度になります。

伝送効率
"想定" では100Mbpsの伝送速度を示すケーブルで、"実際" には90Mbpsの速度しか示さない場合には、90Mbpsが実効速度になり、その時の伝送効率は、90/100=0.9、つまり、90%になります。

参考文献

きたみりゅうじ「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」技術評論社