目次(まとめ)
◾️ 配列とは、メモリ上の連続した領域に並べたデータ
◾️ プログラミング言語によって、配列内の各データを示すインデックスが異なる
◾️ 参考文献
こんにちは、みっちゃんです。
今回の記事では、メモリ上にデータを管理するための「配列」について紹介し、配列内のそれぞれの要素をどのように指定するのか、RubyとRを例に解説します。
配列とは、メモリ上の連続した領域に並べたデータ
プログラミングを行うときによく利用するデータ形式として「配列」があります。
例えば、1から10までの数字を何らかの変数に保存する場合には、配列型の変数が用いられたりします。
このような配列ですが、コンピュータ内の主記憶装置である「メモリ」上の連続した領域に、データを並べることで実現しています。
それぞれのデータは、メモリ上の同じサイズの領域に並ぶ仕組みになっていることから「配列内の何番目のデータか(インデックス)」という情報を与えれば、配列内のそれぞれのデータにアクセスできることになります。
プログラミング言語によって、配列内の各データを示すインデックスが異なる
配列に保存したデータについて、その中のそれぞれの要素にアクセスする方法は、プログラミング言語によって少し違いがあります。
ここでは、1〜10までの数字からなる配列を考えて、先頭から5番目の要素(= 5)を取り出すことを考えます。
例えば、R言語の場合、配列は以下のように定義できます。
a <- array(1:10)
この操作により、メモリ上のどこかの連続した領域に、1から10までの数字が並べられた配列 "a" ができあがります。
この配列 "a" から、5番目の要素を取り出したい場合には、以下のように実行します。
a[5]
実行すると、"5" という数字が表示されます。
一方、Ruby言語の場合、配列は以下のように定義できます。
a = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
R言語の場合と同様に、この配列 "a" から、5番目の要素を取り出すために、以下のように実行してみます。
p a[5]
実行すると、"6" という数字が表示されます。
これは、Ruby言語において、配列の要素を "0" 番目から数えるからです。
このように、プログラミング言語によって、配列内の各データを指定する方法が異なるので、あらかじめ認識しておく必要があります。
参考文献
きたみりゅうじ「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」技術評論社