こんにちは、みっちゃんです。

わたしはMacユーザーで日頃「ターミナル」というソフトウェア上でコマンドを駆使しながら仕事をしています。

コマンドの基本的な使い方などは、プログラミング系の授業で習い、私も10年前ぐらいに習いました。しかし、コマンドは奥深く、いろいろな使い方のバリエーションがあり、いまでも学ぶことが多いです。

今回の記事では、コマンドって何?どうやって使うの?どんなコマンドがあるの?便利な使い方は?といった疑問に答えていきたいと思います。

目次(まとめ)
- コマンドとはコンピュータへの命令のこと
- ネココマンド(cat)はファイルの中身を表示
- catを使えばファイルに書き込める
- コマンドの使い方は無限にあります

コマンドとはコンピュータへの命令のこと

私が日頃使っている「ターミナル」上では、コンピュータにさまざまな命令をすることができます。例えば、人工知能の分野で活躍しているPythonという言語で書かれたプログラムファイル(program.py)を実行させたければ、ターミナル上に"python program.py"と書きます。これを、コマンド(命令)といいます。

ネココマンド(cat)はファイルの中身を表示

コマンドはいろいろありますが、英語でネコを意味するcatコマンドは、基本的なコマンドの一つです。

いま、中に何が書かれているかわからないテキストファイル(letter.txt)があるとします。この中身を知りたい、と思ったときに活躍するコマンドの一つがcatです。使い方は以下の通りです。

$ cat letter.txt

これの出力が、例えば以下のようになったとします。

HAPPY NEW YEAR !!!

これで、中身がグリーティングメッセージ(新年の挨拶)であることが分かりました。

catを使えばファイルに書き込める

上に示した例では、ファイルの中身を知るためにcatを使いましたが、ファイルに書き込むことも可能です。

基本的なやり方は、以下の通りです。

$ cat <<EOF > ファイル名
> 書きたい内容
> :
> EOF

(例)
$ cat << EOF > sample.txt
> This is a sample file.
> aaaaa
> bbbbb
> ccccc
> EOF

$ cat sample.txt      # sample.txtの内容を確認
This is a sample file.
aaaaa
bbbbb
ccccc

以上の操作により、新たなファイル"sample.txt"が作成されます。注意が必要なのは、もしsample.txtがすでに存在している場合、そのファイルが置き換えられることです。もし、存在しているsample.txtの末尾に追記したい場合には、以下のように実行します(>を>>にします)。

$ cat <<EOF >> ファイル名
> 書きたい内容
> :
> EOF

コマンドの使い方は無限にあります

今回は、catコマンドを例に、簡単な使い方を紹介しましたが、他にもいろいろな使い方があります。また、cat以外にも有用なコマンドは無限にあります。なかなか、一回使っただけでは身に付かないかもしれないので、いっぱい使って身につけたらいいと思います。

また、有用なコマンドを随時紹介していきたいと思います。