目次(まとめ)
◾️ キューとは「先に入れたデータが先に出る」データ構造です
◾️ スタックとは「最後に入れたデータが先に出る」データ構造です
◾️ 参考文献
こんにちは、みっちゃんです。
今回の記事では、データ構造として有名な「キュー」と「スタック」について紹介します。
キューは「FIFO」、スタックは「LIFO」というデータ構造になることを覚えておきましょう。
キューとは「先に入れたデータが先に出る」データ構造です
以前の記事で「待ち行列理論」について紹介しましたが、キューとは「待ち行列」に対応します。
「キュー」と呼ばれるデータ構造は、わたしたちの身の回りでみられるような「行列」と同じ構造をしています。
したがって、先に並んだ人が先に商品購入やサービスを受けられるように、先に保存したデータが先に取り出せるようなデータ構造になっています。
これは英語で「First In First Out」といいます。「最初に入って、最初にでる」という意味です。
スタックとは「最後に入れたデータが先に出る」データ構造です
一方で、スタックとは、最後に入れたデータが先に、先に入れたデータが最後に出るようなデータ構造になっています。
行列で考えると、ひどい話ですよね。先に並ぶ意味がないという状況になります。
よく例えられるのが、エレベーターに人が乗り込む状況です。
何も考えずにエレベーターに乗り込んでしまうと、一番最初に乗った人が扉から一番遠い位置になってしまい、最後に出ることになります。
このような状況を、データに当てはめたものを「スタック」と呼びます。
これは英語で「First In Last Out」といいます。「最初に入って、最後にでる」という意味です。
参考文献
きたみりゅうじ「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」技術評論社